私が気づいた時には学校から電車で20分はかかる一人暮らしのアパートに帰ってきていた




舞仁には、悪いことしちゃたな




明日謝ろう



でもやっぱり月城君の事を家に帰って何度も考えても




私は結局何も思い出せなかった




考えるのに疲れた私はそのまま寝てしまった。







「なぁなぁくう君みてぇ!お城作ったでぇ〜!」


「うさちゃんは本当にお砂遊びが好きだねぇ」


「えへへ、でも同じくらい!いや、もっとくう君の方がうさ大好きやで
大きくなったらうさ、くう君と結婚したい!!」


「あぁ〜!言ったなうさ!俺ずっと覚えとくからね!大きくなったら迎えに行くよ」


「ほんとぉ?!絶対?!」

「うん、絶対」

「じゃあ、指切り!」



『指切り、げんまんっぅ!・・・』


私はビクッとして飛び起きた




なんだ、私寝ちゃってたのが、




今は夜の8時



暇だしちょっと歩こうと思って私は
ラフな白色の膝丈より短いスカートのワンピースを着て


玄関を開けた