輝威と舞仁は自分達の妄想をどんどん大きくしていき輝威なんて爆笑している
でも輝威の言う通り俺は自分達から女に近寄ることは滅多にないし、耳を触って手を払われるとは思っていなかったし
そんな奴はいなかった
みんなバカみたいに黄色い声援を飛ばして
何が良くてあんなんしてんだかっ
でもあの女を見たとき正直俺は心臓が止まったかと思った
可愛いと思った
この世の何よりも
日焼けを知らない透き通る肌
鼻筋の通った綺麗な横顔
それに何より俺の初恋の女に目の奥が似ていると思ったり
そう考えると少し心臓が痛くて、暖かくなった
