「黒瀬さん、ありがとうございます。」





私は頭を下げると





「えっと…話は代わりますが、黒瀬さんと課長の猫ちゃんの写真ってもらえま…。」





私が言い終わる前に





「雪とセレステの写真ッ!!。いいよ~。コレにしようかな、コレいいなぁ。」





く…黒瀬さん、食い気味にきたぁ…。





「あ…あの出来れば2匹が一緒に写ってて全身見えてるのがいいです。」





「じゃあ、コレとコレ。送信~。」





嬉しそうな黒瀬さんの声の数秒後、私の携帯が鳴った。