カヤベが悲し気に聞いてくる。 「お前らなぁ、さっきの俺の話聞いてねぇのかよ。…お前らバカなの?」 俺は呆れ顔でおもいっきりため息をついた。 「廉士…?」 「…上白?」 コシキとカヤベは驚いて俺を見る。 天音だけが目を輝かせて 「上白さん、高校生の時から猫被ってたんですか?」 「…まぁ、そうなるな。」 「お友達の前でいいんですか?」 天音は心配そうにでも少し嬉しそうに聞いてきた。