ハッとした雨藤が真っ赤な顔をして





「だだだ…騙しましたねッ。」





慌ててまた奥の部屋に入ってく。





「いや、別に騙してねぇし。…まぁ、誘導はしたかもな。」






「か…上白さんがどんどん闇白さんになってく…。」





「うれしそうだな、雨藤。」





雨藤は何度も首を上下に動かした。