雨藤に謝んねぇと。




そう思っていると





「上白くん、今日は半休取るんじゃなかった?」






「え……はいッ。」





俺は自分の課に戻るとカバンを持ってすぐ課長のところに向かった。





「急用が出来たので午後から有給使わせてくださいッ。」




「わ…分かった…。」





課長は俺の迫力に負けて頷いた。





俺はすぐに会社を出て雨藤のアパートに向かった。





…ごめんッ、雨藤。