ち…違…違うのにッ。
声がうまく出なくてパクパクしてしまう。
「…ッれ…廉くんッ。」
思いの外、大きな声が出てしまい口を抑えたが、広い公園内で遠くに見える遊具から子供の声が途切れることなく聞こえる。
廉くんが振り返ると
「あ…天音ッ?」
驚いた顔をした。
私は口を抑えた時に気づいたんだけど私…泣いていた。
それは廉くんも驚く。
私も驚いたし。
「…ッうん…ふん…。」
涙のせいでさらに言葉がでない。
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