「…?どうしたの、廉くん。」 私が首をかしげていると 「……天音が…好きだ。」 廉くんの声の直後、ざぁッと風が強く一吹きした。 ………私、今…廉くんに告白された……? そう自覚して全身の体温が一気に上がった。 な…何か言わなきゃ…ッ。 「あのッ…えっと…ッ。」 私が1人、パニクってると廉くんがフッと悲しげに笑った。 「……ごめん、タイミング今じゃなかったよな。」 廉くんが私の横をすり抜けて歩き出す。