「あの…廉くんッ。」






その声にハッとした。





気がつけば天音のアパートからだいぶ歩いていた。






「…ごめん。」






「大丈夫…だけどさすがに恥ずかしくて…//;。」






天音の視線は繋がれた手に注がれる。




「ご…ごめん…ッ//。……イヤなら振りほどいて。恥ずかしいだけでイヤじゃないならこのまま行くから。」





俺は天音から手を離さず天音をじっと見て言った。




天音の耳から顔、首辺りまで真っ赤になってるのをドキドキしながら見つめていた。





「……イヤ…じゃない…///。」