「…はい。わたしは彼と付き合っているので、もしも彼に男性とふたりで会ってるとバレたら大変な事になりますし…それにわたしも彼以外の男性には興味がありません。
だからもしも佐久間さんがわたしを少しでもそういう目で見ているのなら、それはとても困ります…」
「そっかぁ。嫉妬深そうだったもんなぁー…。ルナで会った時も。
え~、でも西城さんかぁ~…そんなに好きなの?お金目当て?」
丸く、可愛らしい瞳をしながら何て事を言い出すのだろう。
「まさか…。お金目当てなんかじゃありません」
お金目当てだったら、あんな面倒くさい男を好きにはならないだろう。
「じゃあ顔がかっこいいから?」
「顔、かっこいい…?わたしは佐久間さんの方がよっぽどかっこいいと思うけど…」
そう言ったら、佐久間さんは何故かとても嬉しそうに笑った。
いや、これは心からの本心なのだが…。
まぁこればっかりは好みの問題であろう。わたしは意地悪そうなキツイ顔の男よりも、どう見ても優しそうな可愛い顔の方が好きなんだ。
「それは嬉しい事言ってくれるッ。
えぇ~、じゃあ何がいいのぉ~?
俺の方がかっこいいなら、俺にしとっけってぇ~」
「性格、ですかね…?」
いや、性格もとても良いとは言えないけど…。
「誤解されがちなんですが…とても優しい人なんです。
糞みたいに口も悪く、意地悪な所はあるけど…心から優しい人なんですよ。分かりずらいかもしれないけど…」



