【完】淡い雪 キミと僕と

だから、アンタは…。何でそうやって、自信満々のくせにたまに酷く自虐的なのよ。

それにアンタは自分が思っているより酷い人間じゃないのよ?良い所も沢山あるのよ?だからそんな風に自分を見下すような言い方は止めなさいよ。

あなたらしくないって言っているの。あなたがそんな調子じゃ、こっちも困ってしまうんだから。

「そんな事ないわ…。あなたは自分をきちんと認識していないだけなの。
自分をそんなに卑下しなくてもいいのよ。あなたに救われた人間だって少なからずこの世にいるはずなのよ」

そうだ。

わたしは失恋したばかりだった。初めて心から好きになった人に振られて、人生で初めての屈辱を味わい、どこか自暴自棄になっていた。

だから、あなたが3か月前に雪を与えてくれた事、今となってはとても感謝してるの。雪は小さいけれど、癒してくれて、知らなかった感情を与えてくれたの。

その幸福を運んできてくれたのは、あなただったじゃない。わたしは確かに、あなたに救われた筈なの。