*** 一学年上の姉は身長高くスタイルも良い、おまけにリーダー的な存在でありシスコンだ。 彼女もまた陸上部なので安心できるし、イジメに合う心配もない。 そんな彼女が好きな反面、疎(うと)ましくもあった。 一方、私はどちらかといえば平々凡々、物静かな方で姉妹と教えると驚かれる事が度々。 他人から見れば羨ましいのに贅沢だと言われてしまうかもしれない。 でも私にとっては、日常に姉の存在が付きまとうのは不快なのだ。 そんな葛藤を抱きながら、私は職員室のドアに手をかけた。 ***