(え…真っ暗になった…?)

「ねぇあんた そんなとこで何してんの?」

上から声が聞こえて見上げると

声の主、苺夜くんが腕を組んで立っていた。

「何してんのかって聞いてんの」

「えーとたまたま通りかかりまして……」

咄嗟に思いついた嘘をつくと

「それ嘘でしょ」

苺夜くんが眉を寄せてそう言った。

「あ…それは…」

(やばい!!バレた!)

「で?何告白聞いてたわけ?」

「う…そ、それは」

「当たってんじゃん」

(これはもう謝るしかない!)