記憶の中にあるあなたは、

かっこよくて

眼光が鋭いから少しだけ怖くて

ポーカーフェイスは、何を考えているのか分からなくて

はじめは、本当によく分からない人。


でも、共に過ごすほど、

あなたは強いのに、弱虫で

いつも自信ありげなのに、不安をたくさん抱えてた

そして、何よりも自分の大切な人を守るのに必死だったよね


私はそんなあなたに気付けば恋をして

自分のことがよく分からなくなって

一緒にいたいと、傍にいたいとわがままになっていく自分に酷く戸惑った。

そして、ようやくお互いの気持ちが知れた時、あなたは私を置いていこうとしたよね?


あの時私は思い切り泣きながらあなたを怒鳴り付けて、置いていくなと幼子のようにあなたにしがみついた。

あなたは酷く戸惑った様子で、泣く泣く私を必死に泣き止ませようと躍起になっていたっけ。