奈菜「ああ、おもろかった!!」
私は杖を返した









カール「遊ぶなよ。着物やら王子の服やら、囚人の服やら警察官やら……メイドもあったな!」








奈菜「いいやん。みてんのは私だけや。」









カール「そうやけど……。」








奈菜「いつもの黒い服にも戻してあげたんやし。あ、ゼリー食べて!」
私はカールに投げた








カール「……ありがとうございます。」
カールは受け取った









堅苦しいなぁ

どっちかと言うと私が敬語使わな








カール「んな……。」









だって

この前までさ私と同じ目線で

……見上げてなかったし

顔も大人っぽいし









カール「残念ながら心は16のままなんだよね。」








見た目は大人、頭脳は子供……

悪いほうやわ!









カール「なんかどこかで聞いたことあるフレーズ……。」









奈菜「あ、焼きプリンあげてへんかったな。ほい、あげる!」
私はプリンをすくって、カールにあげた









カールは受け取った

カール「……。」
カールはプリンを見つめた










奈菜「……アレルギーある?」









カール「いや、それは大丈夫。」
カールは口に運んだ









美味しいやろ?









カール「…………美味すぎる。」









やろ〜!

この世界で1番好きなスイーツやねーん

それを朝イチから食べれる幸せ!

これがわかるかぁ〜?










カール「わかるかも。」










そかそか〜!