2話 好みの問題

前回、ゆうきから電話が来ました、
その続きです。


はぁゆうきか、手伝ってくれているゆうきに
嫉妬の気持ちが芽生える、だんだん
せなさんがどうでもよいと思ってきた、

「はい、なんのよう?」

「おいおい、つめてーな」

「わるいな、今あんま気分良くなくてな」

「あーうまくいかなかったのか!そっか!」

そんな軽い感じのゆうきにイライラする。

「なんだよ、お前が話しかけろって
言ったんだろ?」

「それもそうか…悪かったな、」

やってしまった、手伝ってくれると言ってくれてたのにうまくいかなかったからってイライラを
ぶつけてしまった、

「それで、嫌われちゃったのか?」
ゆうきが聞いてきた、

「そういうわけじゃないけど」

「へ?ならいいじゃん!成功だろ?」

僕はくそ!という気持ちを抑えて、
自分よりせなさんに幸せになってほしいと
考え、これからせなさんの恋を手伝おうと決めた。

「それよりさ、もうせなさんとは
自力で仲良くなってみせるから!もう手伝わなくていいよ、本当ありがとね!」

「そっか、じゃあ頑張れよ!」

「おう、」



〜次の日の学校〜

「おーれんた!おはよー」

「おぉおはよ」

「おはよ、れんたくん」

「お、おはよ、せなさん」

珍しい2人が挨拶しているとこを見て
教室中がざわめく、

「おはよれんた、せなとどういう関係なの?」

「ああ咲か、せなさんとはただの友達だよ」

「そっか、よかった。」

ん?よかった?何がよかったんだろうか、

「キーンコーンカーンコーン」
ホームルームが始まった、




〜昼休み〜


せなさんの恋を手伝うことにしたため
まずはゆうきからせなさんのことどう思ってるか
聞き出すことにした。


「ゆうき、せなさんさ、可愛いよね?」

「はぁ?いきなりだな笑まぁ可愛いよな好みではないけどなぁ」

おっと、これは大変そうだ、

「そうなんだね」 
せなさんとゆうきが両思いじゃないことを知って
少しホッとした、

それより朝の咲の「よかった」はなんだったんだ?

まさか俺のこと、、なんてね、噂では咲は
いとつ年下のサッカー部須田けんたろうと付き合ってると聞いてるし。
と、そんなことを考えているとチャイムが鳴った。




この作品はフィクションです。




登場人物

主人公 星宮れんた 部活には入っていない

鈴原せな 3年女子 部活には入っていない

一条ゆうき 3年男子 野球部

一条咲 3年女子 
サッカー部マネージャー

須田けんたろう 2年男子 サッカー部