1話 自分の気持ちと相手の気持ち

前回、ゆうきと話してるうちに
なかなか思いを伝えられていない
主人公 れんたの恋をゆうきが手伝うことになった。その続きです。
 〜放課後〜 

「じゃあれんた!俺は部活行くから!
例の作戦!しっかりな!」 

「おう、頑張るよ、」 

手伝うと言ってくれたゆうきは
その日のうちに作戦を考えてくれた。
その作戦とは、まず話しかけないと
始まらないということで、
まずせなさんの好きな本の話をしてみようと、
それだけだ。
たかが話しかけるだけだが、
僕、れんたにとって高校受験の時より緊張していると言っても過言じゃない
ほんとにできるのか?
これでいいのか?そんな思いでいっぱいだ、
だが手伝うと言ってくれるゆうきがいる、
そう言って腹をくくった僕は
いつもせなさんがいる図書室に向かった。

 〜図書室にて〜 

…せなさんがいる、相手を目の前にして
またひるむ僕、
それと同時に僕はせなさんにみとれていた。
ついに話しかける、
 「せなさんって本すきなの?」
 「…え!あの、、はい?そうですけど?」 

「あっ、えっと、突然すみません!」
「僕も本好きなんで気になって話しかけてしまいました」 

「あなたも本好きなんですか!わたしも大好きです!特に、、いやなんでもないです。」 

話せた!けどこのあとどうすればいいんだよ!
僕は心で叫んだ、すると今度はせなさんから話してきた。 

「あなた同じクラスの、星宮くん?
だよね、」 

名前を覚えてくれていたようだ!
「え!?名前覚えてくれてたの?」
嬉しいという気持ちが溢れてきた
が、それもつかの間だった、

 「うん、実はわたしゆうきくんが好きなのそれでいつも一緒にいるから、星宮くんのこと知ってるの。」(*≧∀≦*) 

「あ、そうなんだ。」 
急な発言に驚き、動揺が隠せなかった
2年間好きだったせなさんは友達の
ゆうきが好きだって?
どうしても受け入れられなかった、

そのあとのことはよく覚えていない、
だが確かゆうきに思いを伝える
手伝いを頼まれたっけ?

ベッドに横たわりながら
そんなことを考えていると、
ゆうきから電話がかかってきた…

この話はフィクションです。

登場人物

主人公 星宮れんた 男子 3年C組
一条ゆうきと咲の幼なじみ
鈴原せななことが好きな今回の主人公

鈴原せな 女子 3年C組
主人公星宮れんたや、一条ゆうき、咲
のクラスメイト ゆうきが好き

一条ゆうき 男子 3年C組
れんたの幼なじみ、咲とは双子
一応ゆうきが兄
れんたの恋を手伝おうとしているが
せなさんの思いは…

他の登場人物は出てくるときの
登場人物欄で紹介します。