「俺だけを見て」 もう……見てる。 千景くんしか見えないよ。 甘い甘い夜に溺れて、千景くんの熱にほだされる。 「その顔、俺以外の男に見せるの禁止だから」 「ど、どの顔?」 「俺のことが好きでたまらないって顔」 「そ、そんなの千景くんの前でしかならないよ」 「……っ」 千景くんは急にそっぽを向いて、耳まで真っ赤に。