「なんか変なこと言われなかった?」 「変なこと? ううん、なにも。いいご両親だね」 「まさか。うるさいだけだよ」 「それは千景くんを心配してるからだよ」 「そーかな?」 「そうだよ」 ふふっと微笑んでみせる。 なぜか千景くんはわたしの手を引いて部屋の中へと引っ張った。