「あー……、もう」 勘弁してよとでも言いたげに唸ると、力強く抱きしめられた。 「マジで可愛すぎ」 「……っ」 「多分、俺の方がもっと好きだから」 トクントクンと心臓の音が響く。 「う……羨ましいわ……っ」 「お似合いだよね」 「お互い想い合ってるのが伝わってくるわ」 「わたしたちにもあんな時期があったわね」 周囲のざわめく声にハッとする。