恐る恐る抱きしめ返されて、ここが学校だということも忘れてしばらくの間千景くんの体温をそばで感じていた。 ああ……千景くんの腕の中はやっぱり安心する。 それだけじゃない。 これだけ密着してたら、もっともっとって……。 千景くんを求める気持ちが止まらなくなる。 どうしてこんな気持ちになるんだろう。 好きだから、かな?