同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!


「今野くんはただの友達。お祭りも、たまたま一緒にって声かけてくれて……」


たまたま、ね。


綾乃にはそう映ってるかもしれないけど、俺からしたら狙ってんだろって話。


2人が仲良くしてた姿が浮かんできて、拳を力いっぱい握る。


『勝手にすれば』って、最初に遠ざけたのは俺の方。


多分きっと、俺が全部悪い。


ちゃんと謝らないと。


「ごめん、綾乃。俺さ──」


そう言いかけたとき、綾乃がポツリと口を開いた。