同居中のイケメン幼なじみが、朝から夜まで溺愛全開です!


「綾乃? いんの? いたら返事してっ!」


なんとなくの直感が働いて、俺は1本の木のそばへとゆっくり近づく。


「や、やだ……こないで」


気を抜くと聞き逃してしまいそうなほどの小さな声がして足を止めた。


耳をすませてみると、木の影からかすかな息遣いが聞こえてくる。