「俺らはね、そこら辺の一般的な高校生とはワケがちがうんだ。日本の、いや、世界の未来をかけた役割を担った存在だといっても過言じゃない。
生半可な気持ちでちかの隣にいようっていうなら、俺が徹底的に潰すから覚悟しといてね?」
背筋がゾクッとするほどの圧倒的な威圧感に、全身の毛が逆立った。
歓迎されていないのはわたしにもわかる。
敵対視されてる……?
悪意はないけど、恐怖を感じる。
「ちかに似合う人は他にいるし、なんなら俺はそっちを応援してるから」
もしかすると、とんでもない人を敵に回してしまったのかもしれない。



