「あ、でも、たまに如月さんとか部屋に呼びに来てくれる人には見られちゃってる……」


「は?」


「……っ」


お見苦しいものを見せてしまっていたのなら、申し訳ない。


「…………」


千景くんは無言でわたしの腕を引き寄せた。

そして背中に手を回して抱きしめてくる。


「あ、あの……」


Ꭲシャツの上から伝わってくる千景くんの体温に、ドキドキが止まらない。