「最近暑いから。わたし、体は丈夫な方だから風邪引いたりしないよ?」 「いや、そうじゃなくて……肌、見せすぎ」 ん? 「まさか、そんな格好で家の中ウロウロしてたりしないよね?」 「しないよ。部屋の中だけ」 似合ってないから、そう言いたかったのか、わたしの言葉に険しかった千景くんの顔がゆるんだ。