「え?」 「ちかちゃんは、女の子です」 おめめがクリクリで体が小さかったちかちゃんは、5歳のわたしの目から見てもすごく可愛い女の子だった。 「女の子って……。たしかに昔は体が弱くて髪も長かったから、よく性別まちがえられたけど。俺は男だよ?」 ちょ、ちょっと、待って……。 お、男の子……? ちかちゃんが? いきなりそんなことを言われても、記憶の中の可愛いちかちゃんと目の前の王子様が同一人物だなんて思えるわけ、ない。