放課後、千景くんにくっついて東条くんが一緒にやってきた。 「綾乃ちゃーん!」 ブンブンとこっちに手を振る東条くん。 2人が並んで歩く姿は、そこだけまばゆい光が差し込んでいるみたいにキラキラして見える。 周りの女の子たちの視線が一気に2人へ注がれた。 「急に来てごめんね」 「ううん。柚なら帰ったよ?」 「一ノ瀬さんじゃなくて、綾乃ちゃんに用事があるんだ」 わたしに? 詳しい話は落ち着いた場所でしたいというので、教室から昼休みに使ってる空き教室へ移動する。