3日後のお昼休み──。 「成瀬、ちょっといい?」 今野くんに声をかけられた。 「悪いんだけど、今から司書当番お願いできる? 急に顧問に呼び出されちゃってさ!」 両手を合わせて申し訳なさそうな表情を浮かべる今野くん。 「うん、大丈夫だよ」 「悪いな。終わったらすぐに図書室に向かうからっ!」 柚にはひとりになるなと言われてたけど、あと5分もしたら図書室を開けなきゃいけない時間なので迷っている暇はない。 柚はというと職員室に用事があって席を外している。