「じゃあ今週の土曜日、部活終わってから買いに行こ」
「うん!メ、メイクとかしていったほうがいいのかな??」
「別にいいんじゃない?そのまんまでも可愛いし、気になるんだったら色付きリップとかビューラーするだけでいいと思う」
初めてのデートであるから、見た目も気になる。周りの子を見てもメイクとかおしゃれな子たちばかりだから.....
(どうしよう、このデートで幻滅とかされないかな、お昼ごはん一緒に食べるよね?人前で食べるの苦手なんだけどな、大丈夫かな)
頭の中に不安な事しか浮かんでこない。表情に出てたのか百佳が心配そうに顏を覗いた。
「大丈夫?めっちゃ不安そう」
「大丈夫!じゃあ、人もだいぶ集まったからミーティング始めよっと」
「わっかりましたー!部長ー」
ミーティング中も頭の中は日曜日でいっぱい。よくあるのだと、早めに着いちゃって
「ごめんまった?」
「ううん、今来たとこ」
みたいな会話をすると思うけど、絶対そんなことはないし、でも、少女漫画の展開って初デートから急接近するよね....
もしかしたら、私たちも
「トロンボーンパート!!!!」
「はい!」ビクッ
「さっきから、何回も呼んでるんだけど?」
気づいたら愛寧の前に百佳が仁王立ちをしていた
「妄想にふけるのもいいけど、しっかりしてよね?」
はぁ、とため息をついて出席をまた取り始める百佳に、ケラケラとこちらを笑ってくる誠。あやめはお腹を抱えている誠にあきれながらも、くすくすと笑っていた
出席を取り終わると、各自の持ち場に移動する。金管三年はさっと愛寧を囲い込み、何を妄想していたのか悪魔の笑みを浮かべて聞き出そうとしに来た。
「さあ、はけ!はくのだ!いったい何を想像してにやにやと笑っていた!!!」
「そりゃ、日曜日のことでしょ。なに?愛寧ちゃん乙女~」
ぷぷっ と笑う誠に脛蹴りをお見舞いすると愛寧は照れながら、事情をしない部員たちに打ち明けた。
「「「「えー!!デート」」」」
愛寧のにやけている顔を見てさらにキャー!と黄色い声をあげる。
「やったじゃん、愛寧ちゃん。」
「帰りにキスしちゃう??」
チューっと口をとんがらがせ美来に向ける美優と美優のキスを避ける美来。背中の反りの角度がすごい。
「しないって!」
「まんざらでもなさそうな顔だけどなっ‼いって!!!」
「うるさい!反省しろ~、愛寧スペシャル脛キックが行くぞ!」
「もう来てる......」
脛を抑えてうずくまる誠を見て大爆笑するあやめ
「でも、よかったね。なんか両想いっぽそう」
『それな!』
みんながこれほどまでに気持ちを合わせたのは初めてだろう。声がぴったり合うとまた愛寧の惚気を聞くためにマッピを持って円になり、恋バナを続けるのだった。
「うん!メ、メイクとかしていったほうがいいのかな??」
「別にいいんじゃない?そのまんまでも可愛いし、気になるんだったら色付きリップとかビューラーするだけでいいと思う」
初めてのデートであるから、見た目も気になる。周りの子を見てもメイクとかおしゃれな子たちばかりだから.....
(どうしよう、このデートで幻滅とかされないかな、お昼ごはん一緒に食べるよね?人前で食べるの苦手なんだけどな、大丈夫かな)
頭の中に不安な事しか浮かんでこない。表情に出てたのか百佳が心配そうに顏を覗いた。
「大丈夫?めっちゃ不安そう」
「大丈夫!じゃあ、人もだいぶ集まったからミーティング始めよっと」
「わっかりましたー!部長ー」
ミーティング中も頭の中は日曜日でいっぱい。よくあるのだと、早めに着いちゃって
「ごめんまった?」
「ううん、今来たとこ」
みたいな会話をすると思うけど、絶対そんなことはないし、でも、少女漫画の展開って初デートから急接近するよね....
もしかしたら、私たちも
「トロンボーンパート!!!!」
「はい!」ビクッ
「さっきから、何回も呼んでるんだけど?」
気づいたら愛寧の前に百佳が仁王立ちをしていた
「妄想にふけるのもいいけど、しっかりしてよね?」
はぁ、とため息をついて出席をまた取り始める百佳に、ケラケラとこちらを笑ってくる誠。あやめはお腹を抱えている誠にあきれながらも、くすくすと笑っていた
出席を取り終わると、各自の持ち場に移動する。金管三年はさっと愛寧を囲い込み、何を妄想していたのか悪魔の笑みを浮かべて聞き出そうとしに来た。
「さあ、はけ!はくのだ!いったい何を想像してにやにやと笑っていた!!!」
「そりゃ、日曜日のことでしょ。なに?愛寧ちゃん乙女~」
ぷぷっ と笑う誠に脛蹴りをお見舞いすると愛寧は照れながら、事情をしない部員たちに打ち明けた。
「「「「えー!!デート」」」」
愛寧のにやけている顔を見てさらにキャー!と黄色い声をあげる。
「やったじゃん、愛寧ちゃん。」
「帰りにキスしちゃう??」
チューっと口をとんがらがせ美来に向ける美優と美優のキスを避ける美来。背中の反りの角度がすごい。
「しないって!」
「まんざらでもなさそうな顔だけどなっ‼いって!!!」
「うるさい!反省しろ~、愛寧スペシャル脛キックが行くぞ!」
「もう来てる......」
脛を抑えてうずくまる誠を見て大爆笑するあやめ
「でも、よかったね。なんか両想いっぽそう」
『それな!』
みんながこれほどまでに気持ちを合わせたのは初めてだろう。声がぴったり合うとまた愛寧の惚気を聞くためにマッピを持って円になり、恋バナを続けるのだった。
