「山本さん綺麗だし、半田さんもかっこいいよね。知ってた?商品企画部は華の部署って言われてるんだよ?」
華の部署?聞いたことない。
「どういうこと?」と尋ね、スープに息をかけ冷ます。
「綺麗どころイケメンどころが揃ってるじゃん!山本さん、半田さん然り、大川係長だって!それに、陽菜ちゃんも」
「わ、私!?」
動揺で手に持っていたスープカップが揺れ、中身が少し零れてしまう。
慌てて紙ナプキンでカップ周りとテーブルを拭いた。
「陽菜ちゃんってばドジで可愛い!だから私、異動すごく楽しみにしていたんだぁ。仕事も楽しそうだけど、外から見て華やかな部署に入るって、憧れだから」
そんな風に見えていたのか…
私がどう見られているのかはよしとして、確かに山本さんは美人で、半田さんも爽やかイケメンで、たっくんも文句なしのビジュアル。
そうか。そう考えてみれば、華やかかもしれない。
「異動前に大川係長と面談したって話したでしょ?あの時すっごいドキドキしちゃってさ~。こんなかっこいい人と面談なんて、まともに話できないよ!って」
そう笑った真由美ちゃんの口元から、可愛らしい八重歯が顔を出した。
「そういえば、陽菜ちゃんって彼氏いるの?」
「え?私は…」
たっくんから提示された3箇条に、私たちの関係性を口外してはいけない、という内容はない。
山本さんと半田さんには既に心を許していたしお世話になっていたから話したけど、誰彼構わず話していいものなのか…
華の部署?聞いたことない。
「どういうこと?」と尋ね、スープに息をかけ冷ます。
「綺麗どころイケメンどころが揃ってるじゃん!山本さん、半田さん然り、大川係長だって!それに、陽菜ちゃんも」
「わ、私!?」
動揺で手に持っていたスープカップが揺れ、中身が少し零れてしまう。
慌てて紙ナプキンでカップ周りとテーブルを拭いた。
「陽菜ちゃんってばドジで可愛い!だから私、異動すごく楽しみにしていたんだぁ。仕事も楽しそうだけど、外から見て華やかな部署に入るって、憧れだから」
そんな風に見えていたのか…
私がどう見られているのかはよしとして、確かに山本さんは美人で、半田さんも爽やかイケメンで、たっくんも文句なしのビジュアル。
そうか。そう考えてみれば、華やかかもしれない。
「異動前に大川係長と面談したって話したでしょ?あの時すっごいドキドキしちゃってさ~。こんなかっこいい人と面談なんて、まともに話できないよ!って」
そう笑った真由美ちゃんの口元から、可愛らしい八重歯が顔を出した。
「そういえば、陽菜ちゃんって彼氏いるの?」
「え?私は…」
たっくんから提示された3箇条に、私たちの関係性を口外してはいけない、という内容はない。
山本さんと半田さんには既に心を許していたしお世話になっていたから話したけど、誰彼構わず話していいものなのか…



