本音を言うと、私はたっくんのことが好きだった。
幼心ではあったものの、「初恋は誰?」と聞かれたら、迷うことなくたっくんの名前を出すだろう。
だけど、告白するとか、そういうことは頭にはなかった。
一緒にいられるだけで、楽しかったし幸せだった。
私が10歳で、たっくんが14歳のとき、たっくんの父親の仕事の都合で郊外に引っ越すことになった。
その時の私ったら、たっくんと連絡を取りたいが為に、親に携帯電話を泣きながらねだったことを今でも覚えている。
さすがに怒られて、「手紙にしなさい」って言われたけど。
…そう、たっくん。
たっくんも係長みたいにたれ目で、笑うと目じりが更に下がる人だった。
今、何してるのかな。元気かな。
連絡先も、今どこに住んでいるかもわからない。
疎遠になってしまっているけれど、私の大切な思い出。
幼心ではあったものの、「初恋は誰?」と聞かれたら、迷うことなくたっくんの名前を出すだろう。
だけど、告白するとか、そういうことは頭にはなかった。
一緒にいられるだけで、楽しかったし幸せだった。
私が10歳で、たっくんが14歳のとき、たっくんの父親の仕事の都合で郊外に引っ越すことになった。
その時の私ったら、たっくんと連絡を取りたいが為に、親に携帯電話を泣きながらねだったことを今でも覚えている。
さすがに怒られて、「手紙にしなさい」って言われたけど。
…そう、たっくん。
たっくんも係長みたいにたれ目で、笑うと目じりが更に下がる人だった。
今、何してるのかな。元気かな。
連絡先も、今どこに住んでいるかもわからない。
疎遠になってしまっているけれど、私の大切な思い出。



