「こんな酔っちゃうと思わなくてさ」
「…悪いな半田」
あれれ?半田さん同士が喋っている。
酔うと幻覚、幻聴まで症状現れるんだ…
「これで払っといてくれ」
「え、いいよここは俺のおごり」
「こうなったのは俺のせいでもあるから。ほら」
半田さんが半田さんにお札のようなものを渡している。
それがじわじわとツボにはまり、笑ってしまった。
「…重症だ」
「とりあえず連れて帰る。また明日な」
片方の半田さんに腕を引かれ、立たされる。
思い切りよろけてしまい、肩を優しく抱かれた。
これがたっくんだったらどれだけ幸せか…なんて、半田さんに対して失礼なことを思ってしまう。
もう片方の半田さんは心配そうな目で手を振っていた。
本当に半田さんが二人いると不思議に思いながらも、私も手を振り返した。
「半田さ~ん今日はどうもありがとうございました~」
自制心が全くない状況で、隣の彼の腕にギュッとしがみついた。
「…っ」
「半田さんに話聞いてもらえて~ほんと~うによかったです…なんでも話せます半田さんだと」
絡める腕に更に力を込め、自分の胸が彼の腕に当たる。
こんなことして半田さんを困らせるかもなんて考えは今の私になかった。
「…悪いな半田」
あれれ?半田さん同士が喋っている。
酔うと幻覚、幻聴まで症状現れるんだ…
「これで払っといてくれ」
「え、いいよここは俺のおごり」
「こうなったのは俺のせいでもあるから。ほら」
半田さんが半田さんにお札のようなものを渡している。
それがじわじわとツボにはまり、笑ってしまった。
「…重症だ」
「とりあえず連れて帰る。また明日な」
片方の半田さんに腕を引かれ、立たされる。
思い切りよろけてしまい、肩を優しく抱かれた。
これがたっくんだったらどれだけ幸せか…なんて、半田さんに対して失礼なことを思ってしまう。
もう片方の半田さんは心配そうな目で手を振っていた。
本当に半田さんが二人いると不思議に思いながらも、私も手を振り返した。
「半田さ~ん今日はどうもありがとうございました~」
自制心が全くない状況で、隣の彼の腕にギュッとしがみついた。
「…っ」
「半田さんに話聞いてもらえて~ほんと~うによかったです…なんでも話せます半田さんだと」
絡める腕に更に力を込め、自分の胸が彼の腕に当たる。
こんなことして半田さんを困らせるかもなんて考えは今の私になかった。



