未来は霧の中で。 とても不確かだけど。 目の前をじっと見つめて。 一生懸命、過ごしたい。 今しかない今だから。 後悔だけは、したくない。 「ヒロ。ディズニーランド、スカート履いて行くなよ。乗り物乗るんだから。」 亮太が口を尖らせて言う。 「はいはい、お母さん。」 私が 笑いながら答えると、 「ムカつく。」 と言って、亮太は 私を抱き締めた。