高校生になってボディガードを付けられた件について。

校門には、リボンの色が違う、先輩らしき人がたくさんいて、「入学おめでとう」など声をかけている。



玄関にはこれから1年間過ごすクラス名簿が大きく貼ってあった。



人の多さで思わず縮こまってしまう。



背が高い人もいて、名簿が全然見えない。



少し背伸びをしてみたりしていると、上から声が降ってきた。




「お嬢~、あったよ。俺とお嬢、同じクラス。1組だよ」



「そ、そうなんだ、ありがとう」



「あーっ、華蓮さん!俺だって同じクラスっすよ!忘れないで!」




千理くんが華蓮さんに言った。



周りはザワザワしていたから、かなり大きな声で。



あまり気にする人はいないけど、あたしには結構響く声だった。




「千理がうるさくしてごめんね、千隼ちゃん。あ、俺も同じクラスだったよ」




万理くんが、うるさくなくて聞こえるくらいの声で言ってくれた。



4人とも同じクラスだ…。



とりあえず、知ってる人がいないわけじゃない。よかった。



前方にいた長身の人が退いて、やっとあたしにも名簿が見えた。



1番上には、1番、2番の千理くんと万理くんの名前があった。



あたしの名前は真ん中ぐらい。



そして、あたしの名前の下には、「東條 華蓮」の名前があった。