生徒会室の鍵をかけるため置きっぱで出ていった瑠衣の鞄を持って、下駄箱へ向かった。
瑠衣の靴はまだ残っている。
「どこにいるの?」
鞄は私が持っているとメッセージを送りたいけれど、普段からスマホをポケットに入れていない瑠衣はきっと今日も鞄に入っている。
「穂乃花さん、どうしたの?」
「あっ、先輩。ちょっと瑠衣の事が気になって。」
「瑠衣くん戻って来なかったもんね」
「まだ校内にいるらしいので、私探してきますね」
「僕も探そうか?」
本当は一緒に探して欲しいけれど、もう下校時刻。校内に残れば先生に怒られてしまう。
それに先輩に迷惑はかけられない。
「大丈夫です! 1人でも探せますし」
「そう?」
心配そうに見つめる先輩に一礼し、瑠衣が行きそうなところを考えながら廊下を走った。
瑠衣の靴はまだ残っている。
「どこにいるの?」
鞄は私が持っているとメッセージを送りたいけれど、普段からスマホをポケットに入れていない瑠衣はきっと今日も鞄に入っている。
「穂乃花さん、どうしたの?」
「あっ、先輩。ちょっと瑠衣の事が気になって。」
「瑠衣くん戻って来なかったもんね」
「まだ校内にいるらしいので、私探してきますね」
「僕も探そうか?」
本当は一緒に探して欲しいけれど、もう下校時刻。校内に残れば先生に怒られてしまう。
それに先輩に迷惑はかけられない。
「大丈夫です! 1人でも探せますし」
「そう?」
心配そうに見つめる先輩に一礼し、瑠衣が行きそうなところを考えながら廊下を走った。