「よし、あとはクリームを詰めるだけ!」

「ほのは疲れただろうし、あとは僕がやる。」

「あ、ありがとう!」

エプロンを畳んでテレビをつける。

表示されているのは15:00。

「おやつの時間だ!」

思わず言ってしまった。

それを聞いていたのか、瑠衣は笑いながら「ちょっとまってて。」と言った。

待つこと数分。

「はいどうぞ!」

「ありがとう!」

渡されたのは出来たてのシュークリームにいちごが添えられていた。

2人で一生懸命つくったからか、市販より美味しかった。