空よりも海よりもキミのことを知りたかった。

6月3日。

この日は外部模試の日だった。

1日かけてテストを終えた後、私は下駄箱にいつもとは違う色の封筒を入れた。

6月6日に仕掛けようと思ったからだ。

樹くんが見ても颯翔くんが見てくれていない可能性もあるから、私は目に飛び込みやすい真っ赤な封筒を手作りした。

そして中の便箋にはこう書いた。


6月6日。

1ヶ月後はいよいよ七夕。

その日に一緒に星を見たいと思っています。

それまでに仲良くなりたいです。

学校で会ってもらえないなら、私は外で待っていようと思います。

6日17時。

海の杜公園潮風広場、くじらの噴水の前で待っています。