〈レオside〉

二年生になり

さっそく呪文学の授業を受けている


今日は無効呪文


これは親から教わっていた

この魔法は役に立つ

自身を守ることができるから


やることがなくて

ぼーっとしていると


隣からの視線を感じる


「で、なんでこっちをずっと見てるんだ」

俺が話しかけると


「えっ?!

あー、えっとね

レオはさすがだな〜っと思って」


エミリーはびっくりしていた


なんか褒められたけど

俺はもともとこれできるし


「お前だって一発でできてたじゃん」