「責めないんだ? もっとはやく寝ろって」

「まぁ、ね。早く寝なきゃってわかってるんだけど、親とか先生に言われた通り早寝なんてしてたら勉強する暇ないじゃん? そこらは俺も経験済み」


ふぅん、とだけ言い、視線を逸らされた。

なんか癪にさわるようなこと言ったけ?

何となく気まずくて、ベッド脇に立ったまましばらく無言の時が流れた。