呼びかけると優しい返事がある。 纏う雰囲気は似てるのに、なぜ日世はあんなにも意地が悪いんだ。 「海兄ってさ、彼氏がいる女の子奪おうとかする? 無理やりキスして」 「また……エグい話するね、六花」 キーボードを叩いていた海兄が天井を仰ぐ。 私も今まで壁にもたれかかっていたけれど、机の横に座り込んで海兄の顔を覗きこんだ。