恋泥棒の犯行予告



言い終わると同時に私の背中側の窓に手をかけ、一気に開け放った。


流れ込んできた熱風に首筋を撫でられる。


一瞬にして肺が熱い空気で満たされた。

息がしづらくて、思わず眉をしかめる。


「いくら “ 恋人 ” でも、学校でそういうことするのはいただけないなぁ」


「そういうこと……って、どういうことよ………」