家に帰って勉強をしていても、六花が部屋を訪れてくることはなかった。 現在21時。 床で勉強しているとどうも気が緩む。 すぐに寝転ぶことができる環境はよくない。 そんなことを考えていると、猛烈な眠気が俺を襲ってきた。 「やっべぇ……」 目の前の英語が霞む。 だんだん目が回ってきて、見事に睡魔に敗北した。