圭斗が教室から出ていくのを見届けてから、椅子に腰を下ろし、机の下でぐっと足を伸ばす。 終始流されっぱなしだったなぁ…。 まだむず痒い心臓。 ほんのりと汗ばんでいる首筋に、火照ったままの頬。 圭斗が残していった『好き』がこんなにも体を支配するなんて……私、やっぱり……