恋泥棒の犯行予告


何回繰り返しても避けられることはない。

そのことが無性に嬉しくて、抱き締めてしまいそうになった。

危ない危ない。


「ヒナ……ごめんね。」


ぽつり、下向きにこぼされた言葉が、野菜と一緒に煮えていく。


「甘えたことした。ほんとごめん」

「いいよ。別に怒ってはないし。……また気が向いたら、何があったか話してよ」