「六花、」 どうしていいかわからないといった風に、中途半端に何かを言おうとしては飲み込んでを繰り返す六花に声をかける。 「一緒にカレー作らない?」 「また何でいきなり……」 「いやー今日親いないから好きなもの作って食べてって言われてたの思い出してさぁ。口の中がカレー味なの、今」 「ふうん。まぁいいけど。うちの親にも夕飯いらないって最初から言ってあったし」 「よし。そうと決まれば。エプロン出すから先に下おりてて」