「ん……、」 もうすぐ夕飯を作らなければならないな、という時間になって、ようやく六花が目を覚ました。 「あ……ヒナ、ごめん……」 「いいよ。よく眠ってたから起こすのかわいそうでさ」 散々泣いたせいで目が腫れている。 いつものハキハキした感じは全くなく、大きな瞳はどこか一点を見つめている。 なんとも無防備だ。