「なんで急に『放課後教室にいて』なんて送ってきたの」 昼間送られてきた例のアレ。 いつもは思い付きで行動する圭斗があんな律儀に連絡をいれてくるなんて、少し気味が悪かった。 明日雪にならないといいな。 「会いたくなったんだよ、急に。最近六花の顔見てなかったなぁって」 「そんなことで……。まぁいいけど、そういうところもかわいくて」 ポロっとこぼれた言葉に圭斗は目を丸くする。 私も言ってから遅いと分かりながら、自分の口を両手で塞いだ。