恋泥棒の犯行予告


「圭斗…いつからいたの…。あと暑い」

「んー、つい30秒前くらい。六花がフリーズしてるのが面白くてつい見てた」


私の隣の席に腰かけた彼は、サッカーのユニフォームらしきものを着ていた。


はっきりした目鼻立ち。

短くカットされた黒髪に紺縁のメガネ。

勉強のしすぎじゃなくてゲームのしすぎで視力が落ちたんだと随分前に語ってくれた。