不破島くんは私から手を離して、一歩分だけ後ろに下がった。 「倦怠期?」 「たぶん。そんな感じ」 まだ日も高い。 不破島くんが背負った空は、目が痛くなるほどの青で塗りつぶされていた。 このままきつく目を閉じてしまいたい。 そう思ったのは、空のせいなんかじゃない。 「なに…………これ……」